Ⅰ事業組織
1.NPO概要
団体名;NPO JVFC Japan&VietNam Friendship Club
設立承認;平成28年3月15日(2016年3月15日)
所在地;261-0004 千葉市美浜区高洲1丁目7番16号
Mail: 15jvfc@chiba.zaq.jp
2.事業目的
NPO JVFCは、ベトナム国などからの留学生、実習生等やOB・OG(以下留学生等)を対象に、支援事業を行い、成果ある日本滞在期間となるよう協力する。
NPO JVFC thông qua các hoạt động hỗ trợ và tư vấn, giúp đỡ du học sinh viên và thực tập sinh Việt Nam có thời gian du học ở Nhật nhiều ý nghĩa, thành quả hơn.
3.事業活動内容
留学生等のキャリア支援、生活支援事業のほか、日本語習得支援を主たる活動とする。
具体的には、企業人との交流機会の提供、企業見学会による業界理解の促進、就業体験・起業の支援協力、日本文化や日本を知る機会の提供、滞在中の住居・生活等諸問題解決への支援協力、本国情報の収集・提供、漢字や語法などのBrush up機会提供などの活動を行う。
Những hoạt động chính là hỗ trợ định hướng nghề, hỗ trợ cuộc sống và hỗ trợ học tập Tiếng Nhật. Cụ thể là cung cấp cơ hội giao lưu với công ty, nâng cao sự hiểu biết về ngành nghề thông qua thăm quan công ty xí nghiệp, hỗ trợ khởi nghiệp hay trải nghiệm đi làm, cung cấp cơ hội tìm hiểu Nhật và văn hóa Nhật Bản, hỗ trợ giải quyết những vấn đề về cuộc sống như là nhà ở…, thu thập và cung cấp thông tin về việt nam, cung cấp cơ hội “Brush up” học hán tự tiếng nhật.
4.正会員(社員)(令和6年4月1現在)
理事長;竹谷正之、副理事長;山崎邦夫、長田博正、監事;安田 覚
第9事業年度(2024年4月~2025年3月)の正会員(社員)は、上記4名のほか,市川由貴子、川島智、小松美智子、加賀山保一、㈱ナガタ と留学生等会員代表のNguyen Thuc Dieu Hang、藩田優美、Nguyen Huu Dungの3名、計11名および1法人です。
(備考)理事の選任および定員:正会員(社員)をもって構成する総会において、理事3名~5名、監事1名~2名を選任。
Ⅱ各事業年度活動内容
1.第8事業年度(令和5年4月1日~令和6年3月31日)(2023年4月1日~2024年3月31日)
(1)事業の成果
① 留学生等会員に対し、暑中見舞い・年賀状の送付、LINE等で近況問合せ、転居先確認および数度にわたる年会費納入依頼(新入会員は登録3ケ月の猶予)を行いました。
② 「サロンひまわりの会」はコロナの影響もあり、令和2年3月から休講、令和2年秋に3ケ月再開したものの再度休講。その後、令和5年10月再開したものの、参加はごく少数にとどまっております。
また、先輩によるリモート日本語学習会(N1~N4レベルの4クラス編成)を令和3年5月から、開講しておりますが、これも参加者は低調でした。指導を担当する先輩達には、教材の送付やわずかばかりの謝礼品等を送りました。
③ 令和5年1月から、月2回日曜日夜にZoomミーティングとして学習や相談の機会をつくっていますが、参加者はほとんどゼロの状態となっています。
④ 留学生等会員入会(入会登録累計268名のうち、第8事業年度は48名、内入会金納入は3名)
(2)事業の実施に関する事項
① 日本語学習支援では、サロンひまわりの再開に加え、リモート日本語学習会の指導を担ってくれる先輩達に感謝するとともに、意欲維持に努めました。これらの方法が、参加者ニーズに合致しているか検証が課題です。
② 異文化体験機会提供は、残念ながら、実施できませんでした。
③ 生活支援では、メールやZoomミーティングで、日本語練習問題の送付や進路相談を実施するとともに、LINE等を使い、機会あるごとに発信しました。また、4年目となりますが、年会費納入者(現在23名)に 激励品として年2回ジュース類などの組み合わせや4字熟語カレンダーを送付しました。(送料込みで総額13万円弱)
④ キャリア支援では、特筆するものがありませんでした。
⑤ 運営面では、適正なる運営、会計処理に努めました。
⑥ 会員間のコミュニケーションツールとして、LINE、Facebook、Mailを使うとともに、公開型のFacebook「Japan & VietNam Friendship Club-JVFC」やHPで外部への発信を継続しました
2. 第7事業年度(令和4年4月1日~令和5年3月3日)(2022年4月1日~2023年3月31日)
昨期と同様、活動は低調に終始しました。帰国者も増え、留学生の来日も低調の中、会員減の傾向は続きました。日本語学習会の指導役のメンバー間で、NPOの運営について、議論が始まったことは今後の楽しみです。
主な活動内容は次のとおり
(1)日本語学習支援事業では、4レベル(各クラス1~2名の担当)、週1~2回のSkype日本語学習会を継続するも、帰国等で継続受講者は数名となった。また、漢字に親しんでもらうため、週1回交流サイトへ「四字熟語」や穴あけ四字熟語とともに、コメントを投稿した。
(2)異文化体験機会提供事業は、コロナ感染を懸念し、企画実施を見送った。
(3)昨年に引き続き、生活支援の一環として、年会費納入者を対象に、ジュース、カレールー、ポタージュ、飴などの激励品の送付を行った。(延べ93名に24万円弱)
(4)毎週金曜日夜におこなっていた情報交換会(ZOOMミーティング)は参加者低調なため、2月から木曜日の月2回に変更し、気軽におしゃべりする機会にあらため、再出発した。
(5)JLPT試験合格は2名から合格報告があり、お祝い金贈呈を行った。
(6)留学生等会員の年会費未納者について、2回の消息確認と年会費納入依頼を催促を行った。なお、新入会員には、入会後3ケ月間を猶予期間としている。
(7)正会員(社員)・賛助会員数は29名・社。留学生等会員30名。 (年会費納入者ベース;令和5年3月31日)
3.第6事業年度 (令和3年4月1日~令和4年3月31日)(2021年4月1日~2022年3月31日)
今期も引き続き、コロナの影響を受けた1年であった。休講中の「サロンひまわり」にかわり、会員有志の協力で、リモートによる日本語学習会を5月から開始しました。ZOOMミーティングも会員減の関係からか低調に終始しました。
主な活動内容は次のとおり
(1)日本語学習支援事業では、4レベル(各クラス1~2名の担当)、週1~2回のSkype日本語学習会を受講生10名で開講。また、漢字に親しんでもらうため、小学校4~5年生で学ぶ漢字による「四字熟語」紹介を30回、左右上下の漢字をヒントに「🔲の中の漢字は?」クイズ10回を交流サイトへ投稿した。
(2)異文化体験機会提供事業は、コロナ感染を懸念し、企画実施を見送った。
(3)昨年に引き続き、生活支援の一環として、年会費納入者を対象に、新潟米、モチ類、菓子、希望図書などの激励品の送付を行った。
(4)毎週金曜日夜におこなっていた情報交換会(ZOOMミーティング)は参加者低調なため、2月から木曜日の月2回に変更し、気軽におしゃべりする機会にあらため、再出発した。
(5)JLPT試験合格の報告がなく、お祝い金贈呈は見送った。
(6)留学生等会員の年会費未納者について、2回の消息確認と年会費納入依頼を行い、12月末での未納者30名を退会処分とした。なお、新入会員には、入会後3ケ月間を猶予期間としている。
(7)正会員(社員)・賛助会員数は41名・社。留学生等会員35名。 (令和4年4月8日)
4.第5事業年度(令和2年4月1日~令和3年3月31日)
今期は、Covid-19での自粛要請や感染予防のため、メイン事業である「サロンひまわりの会」の開催もままならず、また日本語学校などへの留学生の訪日減などで新規入会も低調な1年でした。3月からはZOOMミーティングを定例化し、就活や進学について仲間との情報交換を行っています。
主な活動内容は次のとおり。
(1)日本語学習支援事業では、参加者にCovid-19の陽性者が出た場合、借用会場に迷惑をおかけする懸念もあるため、3月から8月まで休講にしました。その後、少し感染者数も落ち着いてきたこともあり、再開したものの、第3波の懸念もあり、11月下旬から再度休講としました。希望者には、メールで教材を送りました。
(2)異文化体験機会提供事業では、GoToトラベル事業を活用し、山梨および八丈島の2方面に留学生等会員11名ほかが参加しました。企画立案の際、有志でZOOMミーティングをおこないました。
(3)夏のJLPT試験は、延期となりましたが、12月の試験で、N1級2名、N2級3名から合格の連絡があり、祝い金を贈呈しました。
(4)Covid-19自粛中の激励品として、菓子類、カレーパックを60名の留学生等会員に送付し、2回目には、モチ類を追加送付しました。なお、菓子類は、風月堂(鹿児島)様や航空会社から支援提供を受けた「日越ともいき支援会(東京)」様からご寄付をいただきました。ありがとうございました。
(5)「千葉市まちづくり応援寄付事業」団体として登録されました。千葉市を経由してNPOJVFCへ寄付できる制度で、匿名や非匿名にかかわらず、確定申告の際、税額控除ができることとなりました。早速3月末に匿名者からのご寄付の入金がありました。ありがとうございました。
(6)正会員(社員)・賛助会員数は48名・法人。留学生等会員数約60名。 (令和3年4月4日)
5.第4事業年度(平成31年4月1日~令和2年3月31日)
今期は、積極的に日本語学校への勧誘を行わなかったこともあり、新会員は、実習生が主体(入会費納入者16名のうち実習生が15名)となり、事業主からの「サロンひまわりの会」への問い合わせも増え、南アフリカ、中国などからの出席もありました。
昨年度末の留学生等会員は、100名超えでしたが、転居、進学、帰国などで音信不通者も増えてきたため、LINEやFacebookの交流サイトや年賀状などにて現住所確認を行い、消息不明者を除名とし、概数60名となりました。
主な活動内容は次のとおり。
(1)日本語学習支援事業では、「サロンひまわりの会」にて、2月まで千葉大学留学生をボランティア協力講師として39回(延べ237名+α参加)開講したものの、3月から新型コロナウイルスの影響で休講としました。日本語学校生が少なくなったこともあり、参加数が減少したことおよびJLPT試験過去問の利用も落ちてきたことは残念なことでした。
(2)異文化体験機会提供事業では、サッカー観戦、歌舞伎鑑賞に6名参加。その他、能狂言鑑賞、房総や山中湖周遊、野球観戦などを企画しましたが、スケジュールが合致せず中止としました。
(3)生活支援事業では、 バイト紹介、就職・進学、兄弟姉妹の来日等への相談は継続。会員相互の懇親と気分転換を図ってもらうため、X’mas会、新年会、JLPT試験打ち上げ会、誕生会をサロンひまわりの会の昼食時にあわせて実施しました。
(4)キャリア支援事業では、大学進学、採用面接後の重複受験などの相談があり、アドバイスを行いました。
(5)会員間のコミュニケーションツールは、LINE、Facebook、Mailなどとともに、公開型のFacebook「Japan &VietNam Friendship Club-JVFC」やHPで外部への発信を行いました。
(6)正会員(社員)・賛助会員の年会費納入数は48名・法人で微減。その他寄付者2名。 (令和2年4月12日)
6.第3事業年度(平成30年7月1日~平成31年3月31日)
1月に千葉市から定款変更の認証をうけ、4月~3月を事業年度とし、今年度は9ヶ月間の決算に変更しました。留学生等会員数は、帰国や他地域への進学に加え、消息不明者の退会措置等で100名前後の規模となりました。
入会費を留学生1,000円/実習生・社会人1,500円、年会費を各1,000円/2,000円に変更し、送金のほか、イベントやサロンひまわりへの参加時に徴収することにしました。
主な活動内容は次のとおり。
(1)日本語学習事業としての「サロンひまわりの会」は、社会人、実習生やその関係者などがネット検索経由で参加する例が多くなってきました。9ヶ月間で32回開催(前年度12ヶ月で50回)、延べ298名(前年度430名)の参加で、昨年7月受験では、初めてJLPTのN1級合格者が、また12月受験では、N2級合格者が5名あり、それぞれお祝いを贈りました。
(2)異文化体験機会提供事業では、富士周遊、箱根・袋井周遊、房総周遊、築地見物、野球・サッカー観戦のほか、JLPT試験打上げ会、賛助会員等からの支援協力(幕張花火、TDL見学、韓国料理、能鑑賞、料理体験、三味線の会)など延べ148名(前年度12ヶ月実績52名)の参加でした。
(3)生活支援事業では、就職・進学・兄弟姉妹の来日等や国家資格受験への相談がありました。また、会員合同の交流懇親会に加えて「サロンひまわりの会」後に親睦を兼ねた情報交換会を開催するとともに、3月から当該月の誕生会において、ふるさと通信用の絵ハガキのプレゼントも始めました。
(4)キャリア支援事業では、企業見学会が残念ながら実施できませんでしたが、第2回「私の主張」コンテスト応募は前回同様8名の応募があったほか、イベント参加時の感想をLINEやFacebookも交流サイトに投稿をもとめ、相互の表現力向上の機会としています。
(5)運営面では、「認定NPO」の申請基準にそった運営、会計処理を行いました。
(6)昨年度のハノイにあるHPC社に加え、今年度はNBC社、Futurlink社の日本語学習施設を視察し、交流をはかり、受入れを希望する日本語学校や事業主の要望を伝え、相互の橋渡しができるようになりました。また、帰国者との交流としてハノイおよびホーチミンで同窓会を開催しました。
(7)会員間のコミュニケーションツールとして、LINE、Facebook、Mailなどを使うとともに、公開型のFacebook「Japan &VietNam Friendship Club-JVFC」やHPで外部への発信を継続中です。 (平成31年4月12日〉
7.第2事業年度(平成29年7月1日~平成30年6月30日)
支援対象である留学生等会員数も一時150名をこえましたが、年度末には、帰国や他地域への進学等で120名の規模となりました。技能実習生や家族が日本語を学ぶ場として「サロンひまわりの会」に参加する例も増え、多彩なメンバー構成となっております。
主な活動内容は次のとおり。
(1) 日本語学習支援事業では、「サロンひまわりの会」にて、JLPT試験の過去問を中心として作成したN1からN5の問題を解答した後、指導を行いました。1年間で50回開催、延べ430名の参加でした。
(2) 異文化体験機会提供事業では、埼玉造幣局、富士周遊、新潟・小布施周遊、南房総周遊5回、野球・サッカー観戦、チバニアン見学、佐倉など13イベントに延べ52名参加しました。
(3) 生活支援事業では、バイト・就職・進学・兄弟姉妹の来日等への相談にのるとともに、会員合同の交流懇親会に加えて「サロンひまわりの会」後に親睦を兼ねた情報交換の交流会(6回)を開催しました。
(4) キャリア支援事業では、企業見学会が予定先の理由により中止となりましたが、職業体験(3名)や講演会参加(1名)をうながすとともに、国語力向上を狙いとして、「私の主張」コンテスト(第1回応募8名)をスタートさせました
(5) ハノイにある日本語学習支援のTOBE社と留学予定者への情報提供、留学後の生活や日本語学習支援を行う覚書を締結しました。また、TOBE社の株主である技能実習生の派遣業務のHPC社とも来日する技能実習生に対する支援を行うことで合意いたしました。
(6) 運営面では、実態に即した定款に改訂(事業名表示、事業期間変更、会員資格喪失の簡略化、役員(理事・監事)の定数増、総会と理事会議決の整理、顧問の設置など)するとともに、会員の異動把握方法、会費の納入要請および納入されない場合の取扱い、イベント時の金銭的支援基準、「サロンひまわりの会」での昼食代や懇親費支援基準、全会員の交流懇親会の開催、表彰制度等の内規について、整備をおこないました。また、留学生等会員からの入会費・年会費の徴収を今期から行うとともに、企業会計に準ずる経理処理の改善を行いました。
(7) 会員間のコミュニケーションツールとして、LINE、Facebook、Mailなどを使うとともに、公開型のFacebook「Japan &VietNam Friendship Club-JVFC」やHPで外部への発信を行いました。
次年度は、平成31年3月までの変則事業年度となりますが、今年度と同様の活動を展開し、多くの留学生達にとって日本滞在が実り豊かなものになるよう努力してゆきます。 (平成30年6月30日)
8.第1事業年度(平成28年3月15日~平成29年6月30日)
JVFCの創設以来、趣旨にご賛同いただく正会員(社員)、賛助会員への支援のお願いやベトナムからの留学生達の会員勧誘をしてまいりました。大学・専門学校・日本語学校生や技能実習生、介護実習生また社会人も入会し、多くの事業で交流が活発に行われました。
主な活動内容は次のとおり。
(1)「サロンひまわりの会」として、原則日曜日に日本語検定試験対応のための学習会や会員相互の交流を行うとともに、全員が集まる交流会やBBQ大会などで延べ402名が参加し、賛助会員にも合流していただきました。
(2) キャリア支援事業では、企業見学会や職業体験を希望する学生の体験先への依頼実現など22名が対象となりました。
(3) 生活支援事業では、住居さがしや進学先の相談、バイト先の確保、エントリーシートや履歴書作成指導、紛失物さがしなど来日して相談先のない学生へ32件の相談活動を実施しました。
(4) その他の事業では、日本を知る異文化体験をしてもらうため、田植えや稲刈り、そば打ち、ケーキ作り、東京湾クルーズ、山中湖周遊など11事業を行い、延べ63名が参加しました。その他、検定試験合格者などへの表彰を行ったり、会員同士でのコミュニケーションの場として、LINEやFacebookの交流サイトを運営するとともに、HPや公開型のFacebook「Japan&VietNam Friendship Club-JVFC」で情報発信をしてきました。
それぞれの具体的な内容は、「会員広場」サイトでご紹介していますので、ぜひごらんください。次年度も、同様な事業を展開し、多くの留学生たちの日本滞在が豊かなものになるよう努力してまいります。(平成29年6月30日)